性感染症にかかるとHIV感染率は倍以上になるんです!

2020年01月11日

人間のエイズの話に戻ります。HIVの主な感染経路が性行為ですが、行為の内容とともに他の性感染症の有無もHIV感染率に大きな影響を与えます。陰部がただれていると、それだけ他人の粘膜や血液に接触する可能性が高まるからです。他の性感染症を移したり、もらってしまうリスクもありますので、性病は早めに治療をしなくてはなりません。性病の中でもよく知られているのが、梅毒や淋病、クラミジア、性器ヘルペス、尖圭コンジローマなどでしょう。それぞれの病気で発症までに時間も違い、完治までにかかる時間も異なります。治療を放置していると命にかかわってくるものもありますので、いずれにせよ早期発見と治療が重要です。

梅毒は一時期減少していましたが、2015年ごろから再流行してきており、HIV感染率と比較してもかなり高い確率で移ってしまいます。重症化してから治療をしても後遺症が残ることもあり、治療が遅れると潜伏期間と発症を何度も繰り返すこともあります。最悪の場合他の臓器に転移して死亡する例もあります。クラミジアや梅毒、淋病などの細菌の感染には抗生物質の投与が行われます。薬を投与することで簡単に治療ができるので、早期発見が大切です。

尖圭コンジローマや性器ヘルペスはウィルスによる性病です。細菌性の性病と比較すると重症化することは少ないのですが、治療には長い時間がかかるので注意が必要です。これらの性病はオーラルセックスを含め、軽い接触程度でも感染する危険性があります。性病を持っている状態の場合、相手に移してしまう危険性が高まるばかりか、自身がHIVに感染する確率も倍以上になるので、性病が完治していない状態で他人と交わることは避けた方が良いでしょう。HIVに感染する確率は例え1%だとしても避けなくてはなりません。その時の体調、プレイの内容、性病の有無なども重なって、1%程度と思っていた感染確率も何倍以上にもなり、知らない間にかなり危険な行為をしていることもあります。

HIV感染後は2度と人と交わることができないと悲観する人もいますが、実はそうでもありません。避妊具を正しく利用した性行為であれば危険性は低くなりますし、感染がわかってしっかり投薬治療をし、体内のウィルス量が低くなればそれだけ相手へのリスクも低くなります。また、キスでは感染することはありませんので、パートナーともどもHIVに対する知識と理解を深めて、危険な行為をしないようにすることが大切です。HIV感染後も一定の注意をしておけば、今まで通りの性生活を送ることも可能です。

また、不特定多数の人と交わらないようにすることも重要です。誰がウィルスを持っているかは見ただけではわかりません。性病の中にも見た目だけでは気づきにくいものも多くあります。不特定の人と交わっていると感染経路もわからなくなってしまうため、自分が知らない間に他の人に移す原因になってしまうこともあります。HIVに感染すれば一生大変な思いをしなくてはならないことを常々思いだして行動するようにしましょう。

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